ART LIVES TORIDE ここで芸術が生まれる。

はるか堂ミュージック
鈴木 ミチ 加藤 大知

鈴木:ここはカラオケやボイストレーニングの指導をしたり、作詞作曲の活動をするスタジオとして使っています。取手にも生徒さんが多かったので、7年前に千葉から引っ越してきました。東日本大震災の復興支援イベント「ゆめあかり3.11」というイベントを主宰されている方と出会ってからは、取手市のCMで使う音楽をつくったり、音楽イベントに出演させていただいたり、取手の知り合いも少しずつ増えてきました。

福島県会津若松出身ということで、福島あったか交流大使、会津若松市観光大使として、イベントなどに出演をしています。「赤ベコの唄」をはじめとする「故郷の唄シリーズ」を歌いながら、福島の良いところをPRさせて頂いております。

加藤:僕は熊本県の出身です。父が病気になって、家族全体がなんだかどんよりした雰囲気になっていたとき、熊本でNHKののど自慢大会があったんです。歌うことが好きだった父を元気付けるため出てみたら、チャンピオンになることができました。
そのまま、全国のチャンピオンが集う「グランドチャンピオン大会」に出演させて頂き、2018年のグランドチャンピオンになる事ができました。いろいろな大会に出ているなかで、審査員だったミチさんに出会ったんです。

一緒にやらないかって誘っていただいて、取手に来ました。作詞作曲も教えてもらいながら、ようやく自分でも曲がつくれるようになって。歌手になれるなんて思ってもみなかったけれど、今はこうして活動させてもらっています。最近は、この状況でも歌える場所を自分たちでつくろうということで、毎日YouTubeの配信をしています。動画をつくるのも始めてなんですけど、ひたすら、毎日更新してみようと続けているところです。

加藤:私たちが得意なのは、演歌とジャズ、ポップスです。音楽のジャンルに垣根って存在しないと思うんです。演歌とポップスの中間みたいなものもあるし、いろんなものを融合して作品づくりをしているアーティストさんって、最近は多いですよね。我々もジャンルにこだわらない音楽制作ができるように勉強しています。

鈴木:私は歌手としてだけでなく、自己表現の一つとして音楽を創ることができるアーティストになりたいと思っています。やるんだったら自分の作品を、自分の歌で表現したい。そのために作詞や作曲についても学んできました。

大河ドラマの主人公にもなった新島八重さんという、会津出身の女性をテーマにした曲をつくって作ってみたいと思った時、どんな人だったのか、人物像を調べるところから始めて。その方を音で表現するにはどんな感じがいいんだろうって、歌詞と音を考えていくんです。時代の雰囲気ものせたくて、赤を緋色って言いかえてみたり、曲調も和風な音階にしてみたり。人物像に合わせて、作品をつくっていく感じですね。

加藤:亡くなった夫との思い出を歌に残したくて詩を書いてみたんだけど、メロディーをつけてくれないかって相談をいただいたこともありました。音をつけて喜んでいただいたときは、こっちも嬉しかったです。

大切にしているのは、ちゃんと言葉が伝わる音楽をつくることです。音やリズムだけのノリで楽曲を楽しむ人もいるんですけど、歌詞を聴いて共感できる作品のほうが、より残る作品になるんじゃないかって思うんです。メロディラインも大事ですけど、言葉を伝える事を重視した作品をつくっていきたいですね。

鈴木:ボイストレーニングって声が出るようになればいいって思っている人も多いんですけど、そこから1歩踏み込んで、伝わる表現、伝える表現っていうものをレクチャーするようにしています。感情を自由に表現できる歌い手さんが増えるといいなと思うんですよね。

今、取手ではボーカルレッスンやイベント出演、ボランティアでの高齢者向けコンサートなどを中心に活動しております。今後は、地元のお店や企業様のテーマソングを制作したり、子供たちと音楽が楽しめるプロジェクトなど、地元密着の活動も増えていくよう、色々提案して行きたいと思っております。

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