hako cafe
取手市戸頭でhako cafe というcafe&galleryを営んでいます。お店では古道具や廃材を展示したり、廃材と古道具を組み合わせて作品にしたり。空間を生かして、演奏者やアーティストと距離の近い、ワークショップや音楽Liveもちょくちょく開催してきています。木や竹を使ってカトラリーや耳かきとか、金属や木材でアクセサリーなどもつくりますね。
地元の人は知っていると思うんですけど、ここはもともとは小さなタバコやさんだった場所です。そこを自分の手で改修して。「タ」と「゛」をとって、ハコカフェ。友人の韓国人アーティストの作品が店の一部になっていたり、お店の中のスペースを、芸術家はじめやりたいことがある人とシェアしたりしてきています。
自分は東京の人間だったんですけれど、縁あって取手でお店をやらないかと紹介されて。調べたら取手には東京藝大取手キャンパスがあるというのを知ったんですよね。元々アート全般が大好きだったので、取手という街に興味をもったのがはじまりですね。
とにかく子供の頃から物作りが好きでした。なんでも拾ってきてはそれを使って何かを作ったり飾ったりして。今も同じ考えでやっているんだな、と思います。流木とか古道具とかも、時間を重ねているものとか、表情にぐっときて、連れてきちゃう。自分が手がける食も、いろんな人とつくる音楽のある空間も。このお店自体を一つの作品として考えているので、日々店で起きることや変化をお客様と共有しています。
なんの変哲もない住宅街にポツンと現れる異物(hako cafe)をいろんな視点で見てもらいたいなと思っています。アートを身近に感じられる場所が街にあって欲しいから、自分はこの店をやり続けています。アートは社会にとって非常に大事だと思うから。
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hako cafe店主
カフェという空間にぎゅっと詰めた箱(hako)を経営