お知らせ
事例紹介#011 劇中画でつながりました

ART LIVES TORIDEの最初期にこのプロジェクトを通じて出会い、ご一緒している映像クリエーターの西中拓史さんが手がける取手で撮影された映画「世界のはじまり」が2025年3月20日に公開されました。
この映画は前作の「冴えない私たち」(2023年制作)に続き取手松陽高校演劇部が出演し、取手で撮影されたもの。美術科のある高校に通う高校3年生の卒業制作が物語のベースになっています。
その劇中で使われる絵の作品を描いてくれる方がどなたかいないでしょうか、というご相談を受け、取手松陽高等学校美術科卒業生でもある芸術家の髙野倉里枝さんが絵画をこの作品のために描き下ろす、というつながりができました!
前作と本作をまとめて見る機会が先日、たいけん美じゅつ場であり、本レポートの筆者も伺いました。
コロナ期の空白を自分たちの発想で、ささやかでも青春をとりもどしていくという前作と、2023年に取手市双葉地区が経験した水害を表現のテーマとして扱うことを切り口に、友人とかかわりながら生きることを表現しようとしている新作は、高校生の演技がそのまま彼らの青春でもあって、たぶん見たそれぞれの方が、いろいろ感じたり思い浮かべたりと記憶が止まらない状態になるのでは、という映画でした。
取手松陽高校のみなさんにとっては、卒業生とつながるきっかけにもなった本作、全て取手のなか、という近距離でこの作品が実現されることに改めて取手のおもしろさを感じました〜
現在この二作目の映画は、次の上映会に向けて情報発信されていますので、ご興味をお持ちの方はぜひ!
西中さんのSNSで情報がみられます。 Instagram
監督の西中さん(左)と劇中画制作・提供の髙野倉さん(右)
作品との写真提供:取手松陽高等学校写真部
レポート:羽原康恵(取手アートプロジェクト)